Global Enterprise Challenge

3/27(日)に開催されたGlobal Enterprise Challenge(GEC)の国内予選に、高校1・ 2年生のグローバルコースの生徒が参加しました。
GECとは青少年のイノベーションへの興味を喚起するために、高校生を対象に実施している国際競技です。英語をツールとして使い、多様な視点で社会変革に取り組めるグローバル人材の育成を目的とした競技になっています。この競技はGlobal Enterprise Challenge(GEC)の国内大会とGlobal Youth Entrepreneurship Challenge(GYEC)の世界大会の2つのステージからなります。3人以上8人以内でチームを結成し、 国内予選で最も優れた成果を残したチームが、GYECへの出場権を獲得します。競技はオンライン上でチャレンジ(課題)を受け取り、8:00から20:00までの12時間以内にチャレンジに対する解決策を英語でA4用紙2ページの事業プランと、3分の動画プレゼンテーションにまとめて提出し、最終的に創造性・革新性、実現性、市場性、コミュニケーション能力などの点で総合的に評価・審査されます。チャレンジは環境、エネルギー、産業、災害対策、教育など世界が共有する問題に関わるもので、その課題を科学技術を活用し、事業として持続可能な形でどのように解決するかを問われます。
そして2022年の今大会の課題は
“In an effort to limit the effects of climate change, nearly 200 countries adopted the Paris Agreement in December 2015. One of the three aims of this treaty was to hold the increase in average global temperatures to well below 2°C above pre- industrial levels, and additionally to pursue efforts to limit the increase to no more than 1.5°C. Realizing the goals of the agreement, which entered the implementation phase in 2020, will require the promotion of "decarbonization" which involves cutting greenhouse gas emissions to virtually zero. Your challenge in this competition is to develop an idea for an innovative enterprise that, by utilizing ongoing developments in science and technology, would contribute to eliminating energy waste through decarbonization and thereby reduce the burden on the next generation.”
(気候変動の影響を制限しようと努力して, 約200ヶ国が2015年のパリ条約を採用しました。この条約の3つのねらいのうちの1つは世界の平均気温の上昇を産業革命以前の水準より2℃を大きく下回るように抑え、さらに1.5℃以下の上昇に抑えるための努力を追求することでした。2020年から導入段階に入ったこの協定の目標を実現するためには、温室効果ガスの排出を実質的にゼロにする「脱炭素化」を推進することが必要です。 本コンペティションでは、現在進行中の科学技術の発展を活用し、脱炭素化によってエネルギーの無駄をなくし、次世代への負担を軽減することに貢献する革新的な事業のアイデアを開発してください。)でした。
本校からは2チームが参加し、「12時間」という時間の制限があるプレッシャーと不安がある中、放課後何度も行った事前練習の成果を発揮することができたようです。結果発表はまた後日になりますが、結果はどうあれ、今回大会に出場したチームの全員が成長できたように感じました。このような貴重な体験は彼らにとって非常に大きな財産となったことでしょう。今後の彼らの活躍に期待したいところです。