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6月, 2021の投稿を表示しています

文化講演会

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6月14日月曜日。朝から生徒たちがソワソワしていました。 「今日はどんな人の話やろうか~」 「難しかとかな?」 「噂では、長崎日大高校も一緒ってよ~」 この日、6・7時間目に「高校生のための文化講演会」(一ツ橋文芸教育振興会主催)が行われました。 演題は「『人新世』の危機とみんなの未来~気候変動について考えよう~」。 講師は、『人新世の「資本論」』の著者で、最近テレビでも活躍されている、哲学者で経済思想史の研究者の斎藤幸平さんです。 「なんかさ、斎藤さんって、どこかで見た気がするとさね・・・」 「あの、問題文の人じゃない!?」 「あ!そうやった!!」 なんと、講演会直前の週末に高校3年生が受けた模擬試験の、国語の評論文の問題にも、斎藤さんの文章が出題されていたのです。 斎藤さんが考える「人新世」とは、地層という形で時代を切り取ったとき、地球のどこをとっても人間の何かしらの影響が見て取れる時代のことを言います。 現代がその「人新世」であり、現代の大量生産・大量消費の資本社の構造を変えなければ、今後、未曾有の気候変動が起こる恐れがあるというのです。 また、斎藤さんは、最近盛んに叫ばれている「SDGs(17つの持続可能な開発目標)」について「大衆のアヘン」という強い言葉で警鐘を鳴らしており、「SDGsに取り組むことで目先の問題にしか目がいかず、人々の経済活動を改革しなければ、根本的な解決にはならない」と話します。 これを聞いた高校3年生の辻郷くんは「南山でもSDGsに関する取り組みを生徒委員会の中で行っているので、斎藤先生の話は目からうろこだったし、もう一度考えなおすきっかけになった。 南山生はこれからの変化する社会に適応する力をこの学校でつけていくべきだと思う。」と話します。 講演会の最後には質疑応答の時間があり、本校からは3年生の保家くんが、社会の変革時に避けては通れない争いの問題について、2年生の小出くんが、日本における環境難民発生の可能性と具体的事例について質問し、わかりやすい回答をいただきました。 「環境問題というのは、遠い国の砂漠化が進行することや、見えないオゾン層が破壊されることだけを指すのではない。世の中の話題はコロナばかりで、僕たちの中には常に不安があるが、目の前のことだけでなく、広い視野で物事を見て、考えていかなければならない」(辻郷くんのお礼の言葉よ

新入生と同じく南山3カ月

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今年度より南山学園に勤務し3ヶ月が過ぎようとしていますが、4月当初から感じている不思議な雰囲気に魅了されています。 時間が止まったような教室の佇まいと不思議なドアの数々、中世ヨーロッパ風中央階段の大理石造りは圧巻です。 この空間は歴史と伝統を大切にしている学校の証でしょう。 また、男子校では珍しいと思うのですが、生徒たちは清々しい元気な挨拶を交わしてくれます。 正午にはアンジェラスの鐘の音が聞こえ心地よい風が学び舎に吹きわたります。

交わる

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6月初頭の長崎県高校総体、長崎市中総体。 未ださまざまな制限がかかる中、若人が一斉に頂点を目指し、競い合いました。 そこでは結果の優劣も然り、それ以上に好敵手との交流に感謝の情を抱く選手が多かったように思います。 何事も独自で作り出すには限界があります。 人の関わりがあってこそ努力が生まれ試行錯誤に励みます。 「人って大事だ。ありがたい。また関わりたい。」と、原点回帰したような幸せな期間でした。

掲示板

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掲示板には、それを管理する人の愛情とこだわりとが込められています。 1階の高Ⅰ年1組前の廊下。 ここは運動部の部室につながる廊下でもあり、多くの人が行き交います。 内容も多岐に渡り、たいへん充実しています! 4階の高Ⅲ年6組前の廊下。 受験を控える3年生に向けて、道を切り開くためのヒントが満載です! どちらの掲示板からも 新鮮でお得な情報をたくさん伝えたい! 皆が見やすいように配置したい! そんな愛情とこだわりがしっかりと伝わってきます。 掲示板、そこに目を向けると、新たな発見がきっとある。

ここでもONE TEAM

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6月17日(木)、生徒達は午前中授業で終了。 生徒たちにとって、高総体と中総体の疲れを癒やす時間になったでしょうか。 午後から先生達は、自己の研鑽のために研究授業と研修を行い大量の汗をかいております。 長崎南山学園は生徒と教師が共に努力し頑張ってます!

新たな想いで

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6月15日(火)、高校総体も中総体終わっているにもかかわらず、朝からグラウンドが賑やかである。 そこでは柔道部が走り込みをしていた。 そうだ、柔道部の部員の中にはインターハイに出場する選手もいる。 まだまだ、休むわけにはいかないようだ。 動画では、竹刀がぶつかり合う音の響き、剣道部の気合の入った声も聞こえるだろう。 剣道部は団体でインターハイに出場する。 とある生徒が照れながら言っていた。 「次は、県代表ってやつなんで・・・。」 彼が、頑張る理由だそうだ。 そんな彼を中心に部員全員が新たな想いで練習に励んでいる。 そこには、それぞれに誰かを思いやる気持ちが溢れているのだろう。

南山生の頑張り

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色々な制限があった中、無事に中総体、高総体も終わりました。 結果については皆さん御承知の通りだと思います。 私は水泳部の優勝の場面に立ち会えました。 水泳部は3大会連続の優勝でした。 南山生の頑張りって、すごいなと実感しました。 この頑張りを期末考査でも発揮してくれると期待しています。 勉強との両立をしっかりとやれてこそ「南山生」です。 自分の将来のためにひたむきに頑張ってもらいたいものです。

長崎市中総体

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6月12日~6月13日にかけて開催された長崎市中総体。 コロナウイルスの影響もあり、いろんな制限がある中での開催となりました。 そのような状況の中、長崎南山中学校を代表し、たくさんの部活動の生徒が「NANZAN PRIDE」をもって最後の最後まであきらめることなく100%やりきってくれました。 部活動生以外の生徒たちは、現地での応援ができないためリモート応援となりましたが、みんな画面越しに声援を送り、いいプレイがあると拍手をしたりするなど、これぞまさに「ONE TEAM」だと感じた瞬間でした。 6月19日、20日には、水泳競技の市中総体があります。南山からは1名が出場します。最後まであきらめず今までやってきたことを信じてやりきってください! 「ONE TEAM」、中高合わせて9本の優勝旗は圧巻です。

新校舎のヒビキ ~三階部分の枠組みへ~

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新校舎の増築の様子について。 実は、外から見ると、シートで囲まれ、ここ最近は大きな変化が見られない状況が続いております。 何だか楽しみが奪われた気分です。 しかし、そんな状況であっても月単位で見てみると、工事が進んでいることが実感できます。 「5月はじめ」 1階の天井部分までの枠組みが完成という状況でしょうか。 「5月中旬」 2階の天井部分までの枠組みが完成という状況でしょうか。 「6月中旬」 3階部分へ向けて足場などを組み始めているという状況でしょうか。 そして、外見は変わらないように見えていても、日々、工事が進む音が響きます。 中が見えない状況だからこそ、待ち遠しくもあり、イメージが膨らみますね。

梅雨晴れの日

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中学1年生は6月1日、2日にサツマイモのマルチ掛けとキュウリの支柱立て、網掛けを行いました。 天候にも恵まれて野菜は順調に育っています。 収穫が楽しみです。

高校2年生の『総合的な探究の時間』

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今年度は各先生方が専門的に指導できるよう、ゼミ形式で実施しています。 クラスの垣根を越えて、同じ系統に興味を持つものが集まり探究活動に励みます。 現在は今年度の課題を設定し、その課題をどのように設定したのかを文章化する段階です。 それぞれがどのように考え、悩み、工夫したのか、彼らの文章を読むのが楽しみです。 自分の『好き』や『おもしろそう』を極めた先に未来につながる何かがあるはず。

高総体が終われば

二年ぶりの高総体が終了しました。 本校でも6月10日時点で、4本の優勝旗を獲得することができました。 (詳細は コチラ ) 選手の皆さんお疲れ様でした。 また気持ちを切り替えて頑張っていきましょう! 今度は今月末からの期末考査があります。 1年生にとっては初の定期考査です。 しっかりとこれから準備して行きましょう。

南山の研究授業

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6月12日(土)から長崎市中総体が開催されました。 去年は7月開催で県大会は中止という判断でしたので、2年ぶりの6月開催の中総体となりました。 中総体前は、学校の雰囲気もピリピリした雰囲気になった・・・と言いたいところですが、良くも悪くもいつも通りの南山中生徒でした。 さて、先月の話になりますが、中学3年1組の教室で今年度最初の研究授業が行われました。 この研究授業は先生の授業の内容ではなく、「生徒がどのように学んでいたか?」を研究する授業です。 なので、研究討議では「〇〇くんは、隣の生徒と質問しながら問題を解いていた。」などの生徒の見取りを発表し合います。 この取り組みを続け、生徒の自主的な勉強につなげるのが狙いです。 部活に勉強、どちらも一生懸命に取り組むのは生徒達だけではありません! 共に学ぶ、生徒と先生の関係でありたいですね。

君はどの大学に行く?台湾はどう?

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高校総体が終わると高校3年生は受験モードに入ります。 今年度はグローバルコースが初めて卒業生を出す年ですが、このコロナ渦の中でも、数名がオーストラリアを含め海外の大学進学に向けて猛勉強中です。 そんな中ではありますが、5月21日に本校を含めた「長崎6高校と台湾6大学の連携協定」のセレモニーがオンラインで行われました。 修学旅行やサマーキャンプに加え、台湾6大学への進学もサポート頂けるという協定です。 中国語の需要はこれから上がっていくと思われますし、歴史的、政治的にも台湾はとても興味深い場所だと感じます。 そういう環境で学ぶことができる4年間はとても貴重なものになるのではないでしょうか。 生徒の夢を最大限に応援できる環境を作っていきたいと思います。

生徒たちの探究すごい!

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現在,高校1〜3年生は「総合的な探究の時間」という授業において,自身の興味・関心について,「なぜ?」「どうやったら解決できるの?」「何か自分にできることはないかな?」などの疑問を作り,それをそれぞれの生徒が自分の力で解決していく取り組みを行っています。 高校3年生は7月に発表会がひかえており,自分の「探究したこと」を発表します。 「新型コロナウイルスで困っている大学生に何かできないか?」「水質検査を気軽にやるための器具をプログラミングで作る」「理想的な公園の設計図」「方言を守るためには?」「外来種と人間が共存できるためには?」など,多種多様な探究のテーマで,『社会のために何かできないか!?』を考えてくれます。 社会で活躍する生徒たちの姿が楽しみでなりません!!

スコアボードの上から

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完成して20年以上が経過した長崎県営野球場(通称BigN)。 この球場で初めて全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)への出場を決めたのが本校野球部である。 数多くの名場面を演出した舞台で今年も選手権の予選が開催される。 コロナ禍における限られた条件の中で、どのチームも日々努力を重ね、工夫を凝らし練習している。 勝敗の行方も気になるが、悔いの残らぬよう熱い夏にしてほしい。

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「ん?」 「ん~?」 「おー!」 なるほど、そういうことだったのですね。 新たな先生方の仕掛けです。 しかし、すごいですね、1億年以上前って想像力がかきたてられます。 生徒の皆さんにはどう映っているでしょうか?

辛抱強い愛情

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先日の「朝の心」で校長先生から 五月雨(さみだれ) をテーマにお話がありました。 五月雨とは,梅雨の時期の雨のことですね。 旧暦では6月中旬からが五月なので,梅雨の雨のことをそう呼んだのが由来だとか。 梅雨入りは例年だとこの時期ですが,今年は5月中旬頃で文字通り5月の雨となりました。 さて,6月の季語となっている花は何でしょう。 長崎市のシンボルマーク,そうです, 紫陽花(あじさい) ですね。 学園の敷地にもたくさんの紫陽花がありますが,今年は早くも色づき始めているところが多くなっています。 紫陽花の花の色は土が酸性か,アルカリ性かによって決まると言われています。 また,花の色ごとに違った花言葉があります。 青の紫陽花は「辛抱強い愛情」,白は「寛容」,ピンクは「元気な女性」という花言葉がつけられているそうです。 いよいよ 中総体 が今週末から開催されます。 今年は無観客での開催ですので直接競技会場へ足を運ぶことはできませんが,選手の皆さん,どうか頑張ってください! 先生方も良い結果を期待して応援したいと思います。 保護者の皆様も応援のほどよろしくお願いいたします。 そして 選手の皆さんは「辛抱強い愛情」をいつも注いでもらっている方々への感謝の気持ちを忘れず,紳士らしく精一杯戦ってきてください!

第4回アントレプレナーシップ開催!

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5/27(木)に今年度4回目となるアントレプレナーシップが開催されました。 (グローバルコース1年, 2年生参加) 今回の講師の方は本校の卒業生でもある, 英会話サッカー教室 GRIEZ feg 代表インストラクター 山川亮介様でした。 GRIEZ fegとは「FOOTBALL」×「ENGLISH」をテーマに「身体を動かしながら、動作に合った英語を聞き、発する」ことを主とした活動を行う英会話サッカー教室で大変興味深いものでした。 山川様のGRIEZ fegを立ち上げられた経緯や思い。 また, 学生時代のアイルランド留学での経験や「ポジティブに生きること, 発信することの大切さ」を生徒に伝えてくださいました。 新しいモノを創り出し, 挑戦することの尊さや苦労など, 生徒たちだけでなく私自身も大きな刺激を受けました。 これをきっかけに私自身も生徒たちと共に何か新しい挑戦をしてみたいと思います! コロナ禍という状況がまだ今現在続いている状況ですが, 今後留学する生徒もグローバルコースの中にはいます。 今回の山川様の公演を聴いて, 学んだことを留学に生かしてほしいですね! 山川様, 本日はお忙しい中生徒たちに貴重な体験をありがとうございました。

躑躅に添えた詩

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躑躅(ツツジ)の名前の由来を知っているでしょうか。 この漢字は、「テキチョク」とも読み、足を止めて、その場に立ち止まることをいいます。 その躑躅を前に、高校三年生のあるクラスが「詩の授業」を行いました。 本日のブログは、その生徒の詩を紹介したいと思います。 生徒には、「今の気持ちを表す一枚を撮っておいで!」と伝えました。 そして、10分後、各々が敷地内で写真を一枚撮り帰ってきました。 そこで、また一言。 「その写真に一言添えて・・・。」 そして、素直な寂しがり屋さんも! 人それぞれ、個性あふれる詩を書いてくれました。どれもこれも評価されようと願った詩ではなかったことに、嬉しさを覚えました。 普段は気にもしない場所でしたが、3年間または6年間観続けた見慣れた景色に改めて目を向けると、彼らも思うところがあったのでしょう。 素直な詩だと思います。 そして、残り半年、進路実現のために、また強く歩き出してくれることでしょう。 ありがとう。君たちのおかげで今日も頑張れる。一緒にまた頑張ろう。

錬磨必成

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5月の初旬、ある日の早朝のこと。 何やらグラウンドが賑やかで、カーテンを開けた。 そこには、ラグビー部と柔道部の姿が。 窓を開けて、カメラを構えてみる。 すると、彼らの気合の入った声に負けない掛け声が。 剣道部の掛け声だった。 朝の賑やかさに部活動の絆の強さを感じた。 同じく、5月の初旬の早朝のこと。 校門前の坂道の横にある体育館から、ボールが跳ねる音が静かに響く。 そっと体育館を覗いてみた。 一人で黙々と練習に励むバスケットボール部員がいた。 その後ろの体育館の壁には「錬磨必成」と掲げられている。 間もなく、長崎県高校総体が始まる。 今年の高総体は、きっと胸に響く高総体となるだろう。 頑張れ、高校生!

第3回アントレプレナーシップ開催!

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今年度3回目のアントレプレナーシップ講座特別授業が5/21(金)に実施されました。 第3回の講師の方は, F.デザインNAGASAKI 株式会社 代表取締役 永石 一成様でした。 飲食店の経営を主とされており, 長崎のみならず, 東京にも店舗を構え, ご自身も料理人として厨房にも立っておられます。 長崎から世界への事業の発展を目指されており, 貴重なお話をしていただきました。 今回も1年生, 2年生のグローバルコースの生徒が講演会に参加しましたが, 積極的に質問する姿が見られ, 前回からの成長も感じました。 永石様, お忙しい中生徒のために貴重なお時間を頂き本当にありがとうございました。