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6月, 2023の投稿を表示しています

「人間」であること

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木曜7時間目の選択授業で「哲学対話」を実施しています。 以前、「正義とは何か」というテーマで対話を行ったとき、「自分にとっての正義が相手を傷つけるものであるとき、それは真に正義だと言えるのか」という壁にみんなでぶつかりました。 誰かを「傷つける」ことへの抵抗感と、自分にとって「信じるもの」の尊さを知っている彼らだからこそ、「正しさ」というジレンマに頭を悩ませたのだと思います。 最近話題の「ChatGPT」ならば、あらゆる情報を分析し瞬時に答えを出してくれます。 しかし私たちは、あらゆる状況と立場と感情を私たち自身の頭と「心」で分析しなければなりません。 この理屈ではない部分に私たちが「人間」であることの価値があるのだとしたら、生徒たちにはどんどん悩んで、迷ってもらって、自分が人間であることの価値、すなわち「私が私であることの価値」を育んでほしいと願います。

「自然と数学」

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数学Ⅱの対数の授業で東日本大震災をテーマに授業を実施しました。 生徒たちは初めて扱う対数について理解を深めながら、どのように活用できるのかという活動を行いました。 指数対数の分野は私たちの生活において、身近な存在であるということを授業を通して体験できたのではないかと思います。

「高校1年生 総合的な探究の時間」

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総合的な探究の時間では、課題発見力、コミュニケーション力、気づく力、主体性、発想力、論理的思考力、計画力、創造力を身につけてもらいたいと考えています。 高校1年生ではまず、「WILL発掘ワークショップ」に取り組んでいます。 自身の興味・関心を深堀りし、「自己のあり方」を考えるワークショップや自身のWILL(人生のあり方や興味・関心)発表会を通して、自身がこれからどうありたいか,なぜ学ぶのか,どう生きていきたいのかを考えてほしいと思います。 これからの社会を自分らしく生きてほしいと願っています。

NGM

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本校では. Nanzan Global Mindset という授業が行われています。 今回は中1の活動を紹介します。 今回の授業は、『身の回りから課題を設定し、アクションにつなげることができるか』というテーマで取り組んでいます。 例えば、『雨の日を少しでもラクに登校するにはどうすれば良いか」などです。 次回からは、グループで課題を設定し、解決策、アイデアを出し合っていきます。 最終的には「ENAGEED SUMMIT 2023」(外部プレゼンテーション)にエントリーします。 長崎市中総体も終わり、勉強モードへ切り替えていきます。 写真は、チームワークを向上させるために、お絵かき伝言ゲームを行なっている様子です。

スプレンドールコース(通信制)では02

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こちらがスプレンドールコースの校舎。 そして、1年生の教室です。 広い教室に6人の生徒の皆さんが励んでいます。 これからも穏やかに自分のペースで学習を進めてほしいと思います。

スプレンドールコース(通信制)では01

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スプレンドールコースでは、6月14日に、無事第1回目のレポート提出が完了しました。 家庭での学習も大変なところが、多いと思いますが、生徒の皆さんは、よく頑張ってくれました。 先生方もそれとなくバックアップはしていたようですが。 ともあれ、今後もこの調子で励んでほしいと思います。 校舎は多くの植物に囲まれています

次の戦いへ

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高校総体が終わり、クラブの生徒たちが必死になって向かって行く姿を見て、教師になり生徒たちの側に入れることの幸せを感じることができました。 先日、九州大会に出場させて頂き、目標であった九州優勝には届きませんでしたが、団体5位入賞、個人では3位入賞が1名、5位入賞が2名という結果でした。 生徒たちは悔しい気持ちで涙を流していましたが、力を出し切った良い表情も見せてくれました。 次は6/26から始まる期末考査との戦いです。 この戦いも結果を求めて頑張らせたいと思います。 クラブも勉強も全力で頑張りましょう! この一度しか無い青春を悔いが残らないように!

人間は目標を追い求める生き物だからこそ

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「人間は目標を追い求める生き物だ。目標に向かい努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。」 ― アリストテレス 「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」 ― ダルビッシュ有 では,頭を使うというのはどういうことなのか,何をやったらいいのか?とChat-GPTに聞いてみました。 そうすると,おびただしい量の説明が返ってきました。 なるほど,細かく理解しようとするとそれなりに分量があるようです。 でも,「頑張れ!」とか「ちゃんとしろ!」で済ませてきているのではないでしょうか? それでできるなら良いが,できないこと(人)も多数いるのではないでしょうか。 目標を達成するための行動計画を立てていくことは,一筋縄には行きません。 プログラムが必要です。 現在,クラスでは毎朝終礼時に目標設定と振り返りを行っています。 目標の立て方,達成に向けての取り組み方,いろいろ伝えることがあります。 皆,自分の決めた目標を徹底してやろうとしています。 充実した姿が輝いています。 うまく行かなくても修正したら良い。 試行錯誤していきましょう。 試行錯誤の苦しみや喜びはChat-GPTにはないものだから。

「感」じた情、「動」く心

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6月10日から12日まで長崎市内の各地で長崎市中総体が行われました。 競技者はもちろん、応援者も含め一体となりました。 サッカー決勝戦。 ある生徒が次のように言っていました。 「おい、声が出てないぞ。もっと声出して応援しようぜ!」 前日、惜しくも敗退してしまい、引退した生徒でした。 それでも、声を大にして、隣で応援する相手のブラスバンドの楽器に負けないよう誰よりも一生懸命、声を出していました。 「オオオオオオ〜 オオ〜 オオ〜 オオ〜」 彼の額を落ちるしずくは、柵の向こうにいる選手と同じでした。 一所懸命、共に戦う姿が、多くの人たちの声を巻き込み、さらに会場を包みました。 そして、試合終了のホイッスルが鳴り響きます。 南山中のサッカー部のメンバーは相手選手を讃え、その後、私たちの前に来ました。 「応援ありがとうございました。皆さんの応援があったから優勝できました」 拍手に紛れて、子供達の身体から楽器が鳴り出しました。 そして…。 真理をかかげ われら若人 広く世界に 知識を求め 睦みてともに いそしむ晨 仰げ明るき 希望の光 南山 南山 われらの母校 同じ空の下、同志たちの頑張りに、大きな拍手が送られました。 我が校ながら素敵な学校だと感じました。 どの競技もお疲れ様でした。

期末考査一週間前

1学期期末考査が6月26日(月)から始まります。 本日が一週間前となり、時間割も発表されました。 本校では、4月末に体育祭が行われることや、ゴールデンウィークなどもあり、授業の進度の確保の観点から1学期は期末考査のみを実施しております。 つまり、中学1年生や高校1年生にとっては長崎南山学園に入学してはじめての定期考査となります。 中間考査がない分、それだけ範囲は広いということですので、しっかりと準備をして定期考査に臨んで欲しいと思います。 頑張りましょう!

2023長崎県高校総体ラグビー決勝戦

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長崎南山高校は現地で3年生のみの応援となりました。 対する北陽台高校は全校応援で現地応援は数的不利の状況でした。 それでも、現地では、高校3年生の一体感ある応援で選手たちを盛り上げます。 選手たちもその応援に応えるかのように先制のトライを取ってくれました。 その後、追い越されてしまう展開となりました。 そんな中、LIVE配信で学校で応援をしてくれていた中学生、高校1・2年生のパワーがついに競技場まで届いたのでしょう。 後半終了間際に同点トライ! さらに劇的な独走トライ&キックでWBC準決勝を思わせるような感動的な逆転勝利を収めてくれました。 選手・スタッフ・保護者の皆様におかれましては本当におめでとうございました。 また、感動をありがとうございました。

消費者×役者

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スマホで動画サイトを見ていたケンタくん。 ある動画に目が留まりました。 【筋肉強化サプリメント、『すぐマッチョ』。今ならお試し価格で500円!】 そこでケンタくんは、来月に控えた部活の大会のことを思います。 ケンタ「500円ならお小遣いでも買えるから注文しようかな。」 早速届いたサプリメントをケンタくんは毎日欠かさず飲みました。 もうすぐなくなりそうになっていたある日のこと・・・ (ピンポーン) ケンタ「は~い。この前のサプリメント?一回しか頼んでないのに・・・。えっ、請求金額8,000円!?」 ーーーーーーーーーー これは、長崎市消費者センターが作成している消費者教育啓発CDのラジオドラマのシナリオの一部です。 長崎市消費者センターからの依頼で、南山生がラジオドラマの役者として制作に携わっています。 上のシナリオでは、この後、サプリメントの会社に連絡をしたケンタくんが、実は気づかない間に定期購読を契約してしまっていたことに気づき、消費者センターの相談員さんと共にクーリングオフをするエピソードが描かれています。 このほかにもキャッチセールスや国際フェアトレード認証など、消費生活に関わる5分ほどのエピソードが5本収録されていて、長崎市長への完成報告会ののち、長崎市内の全中学校に配布され、啓発に役立てられています。 ラジオドラマで役を務めた生徒は「役を演じる中で自分自身も消費者トラブルについて学びが深まりました。 このCDを聞いた中学生が一人でも消費トラブルから救われたらいいなと思っています。」と話してくれました。 写真1:長崎市長への完成報告会の様子 写真2:完成したCD

新緑の風に吹かれ行進す

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長崎県高校総体直前のある風景。 開会式に参加する生徒たちと、高校の教頭先生が行進の練習をしていました。 コロナ禍の中では中止されていた開会式も本格的に復活し、諫早とその周辺で行われる競技の選手たちによる行進が行われました。 以前は陸上競技場を一周して競技場中央のフィールドで式典に参列していた選手たちですが、今年は日陰のある観客スタンで待機し、順番が来たら競技場トラックへ下りて、正面の直線100mほどを行進し、終わると再び観客スタンドへ戻るという方式に変更されました。 今年からの熱中症対策となっているようです。 新型コロナウイルスという大きな出来事を乗り越えると共に、復活していく物事も考え方を新たにし、形を変えて歩み出しています。

「フーガ ト短調」

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「音楽」の授業についてお伝えします。 本日はバッハ作曲のフーガト短調について感想をまとめる内容でした。 生徒達の素直な曲の感想は、「同じ音ばっかり」「暗い」「単調」などなど。 音楽の先生の解説でこの曲はソプラノ・アルト・テノール・バスの音がミルフィーユ状に重なっていることを教わりました。 南山の校訓の1つである「広い教養」を身に付けてほしいと思います。

私学キラリ、撮影様子をチラリ

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毎年、KTNテレビ長崎様で放送されています「私学キラリ」。 今年も放送されます! 5月下旬から6月上旬にかけて撮影をしていただきました。 写真はMCを務める二人の撮影の様子。 窓越しに送るピースサイン…。 楽しそうで何よりです。 さて、「私学キラリ2023」ですが、6月27日に放送を予定しております。 皆様、ぜひご覧ください!

久々の育友会総会

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保護者の皆様をお迎えして実施した体育祭から1か月が経ちました。 5月27日には、育友会総会が3年ぶりに開催されました。 特に、高校3年生の保護者の皆様にとって、最初で最後の育友会総会となりました。 お子様にとっての高校生活の思い出つくりが第1ですが、高総体の応援や、バザーを含めた南山祭へのご参加など、たくさんの思い出を作ってご卒業を迎えていただければと思います。

「それぞれが得たもの」

高総体も一区切り(まだ試合がある競技もありますが)となりましたが、選手だけでなくチームをサポートしれくれた部員や応援に駆けつけてくれた生徒の皆さん、お疲れ様でした。 高総体は年間行事の中でも大きいイベントの一つであり、それぞれの部活動でそこに辿り着くまでの知られざるドラマやエピソードが数多く存在したと思います。 そのような背景があることを想像させることもまた、私たちの心を引きつける理由なのでしょう。 たくさんの人たちが心を動かされ、感動し、多くのことを学んでいくのが高総体です。 勝ち負け以外の大切なことを学んだ生徒たちが、さらなる成長を遂げていくことを期待しています。 月末からはじまる期末考査に向け、気持ちを切り替えて頑張りましょう。

教育実習

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本校卒業生が教育実習で母校に帰ってきました。 約3週間、保健体育の教員として授業や部活動の指導、学級運営などを経験し、充実した教育実習なったようです。 教育実習期間が終わると、子どもたちが「教育実習の先生はもう学校に来ないんですか?」と寂しがっている様子があり、子どもたちにとって、とても好印象な先生であったようです。 彼の今後の活躍を期待しています!!

【中学生も高3に負けない学習習慣がある??】

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ある日のお昼休みのことです。 お昼ご飯を食べようと教室に向かうと、子どもたちは親御さんがつくってくれたお弁当をおいしそうに食べています。 (おいしい!おいしい!と言って食べている姿は本当にほほえましいことです。) そして、教員も一緒にお昼ご飯を食べ、食べ終えると各自フリーな時間にあてます。 いつも元気な様子で友達と遊んだり、ゲームやサッカーの話をしている中にものすごいオーラを感じました。 近づいてみると、なんと、 授業で余った問題を解いているのです(中学1年生)!! そして、隣のクラスでも!! そっと、離れ見守っていると、掃除のお知らせの放送が鳴り、慌てて職員室に戻ろうとすると、 学習スペース(廊下)でも中学1年生が、一生懸命問題を解いているではありませんか。 どちらも数学を解いていたので、頑張ってくれている姿を見て、とてもほっこりした1日でした。 頑張れ!

普通という概念とは

まだ私が教員になりたてのころ、当時勤めていた副校長から「将来どんな暮らしがしたいか?」と問われた私は「普通の生活で満足です。」と答えました。 副校長はそれに対し、「普通ってどういうこと?」と質問をされました。 普段、何も考えず「普通」という言葉を使っていた私は答えに困りました。 ニュアンス的には「当たり前」だとか「良くも悪くもない」というものだと思っていましたが、改めて意味を考えると、確かな答えを出すことはできませんでした。 あれから10年以上も経ち、いくつかの学校と様々な子どもたちとの出会いを通して学んだことは『「普通」という概念はない』ということです。 もちろん、この世の中には社会通念という「普通なら」といえるものがありますが、決してそれは万人に通じるものではないと私は思います。 「普通」というあやふやな概念に囚われると、人の視野は狭くなり、差別や偏見をも生み出すことでしょう。 なにより、この世の中のことは常に移り代わりゆくものです。 ですから、これまで当たり前とされたことは当たり前ではなくなるのです。 決して、世間や周りのいう「普通」に惑わされてはなりません。 私が選ぶ道、あなたがたが選ぶ道を信じ、歩んでいきましょう。

「お帰りなさい、先輩先生」

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GW明けから実習が始まって3週間、体育科の実習生が成果を試される公開授業を行いました。 多くの先生方に見守られ、無事にソフトテニスの授業を展開することができました。 本校を卒業して4年目の教え子が、教師という立場で生徒と触れ合う姿に喜びと感動を味わう我々教職員。 当時の自分を振り返りながらも、必死に教師として生徒と向き合う実習生。 先輩先生から様々な刺激を受けている生徒。 大変ながらも実りある実習期間でしたね。 実習生の皆さん、これからまた大学生活をしっかり頑張って下さい。