「感」じた情、「動」く心

6月10日から12日まで長崎市内の各地で長崎市中総体が行われました。
競技者はもちろん、応援者も含め一体となりました。
サッカー決勝戦。


ある生徒が次のように言っていました。
「おい、声が出てないぞ。もっと声出して応援しようぜ!」
前日、惜しくも敗退してしまい、引退した生徒でした。
それでも、声を大にして、隣で応援する相手のブラスバンドの楽器に負けないよう誰よりも一生懸命、声を出していました。
「オオオオオオ〜 オオ〜 オオ〜 オオ〜」
彼の額を落ちるしずくは、柵の向こうにいる選手と同じでした。
一所懸命、共に戦う姿が、多くの人たちの声を巻き込み、さらに会場を包みました。

そして、試合終了のホイッスルが鳴り響きます。

南山中のサッカー部のメンバーは相手選手を讃え、その後、私たちの前に来ました。
「応援ありがとうございました。皆さんの応援があったから優勝できました」
拍手に紛れて、子供達の身体から楽器が鳴り出しました。
そして…。

真理をかかげ われら若人
広く世界に 知識を求め
睦みてともに いそしむ晨
仰げ明るき 希望の光
南山 南山 われらの母校

同じ空の下、同志たちの頑張りに、大きな拍手が送られました。
我が校ながら素敵な学校だと感じました。

どの競技もお疲れ様でした。