消費者×役者

スマホで動画サイトを見ていたケンタくん。
ある動画に目が留まりました。
【筋肉強化サプリメント、『すぐマッチョ』。今ならお試し価格で500円!】
そこでケンタくんは、来月に控えた部活の大会のことを思います。
ケンタ「500円ならお小遣いでも買えるから注文しようかな。」
早速届いたサプリメントをケンタくんは毎日欠かさず飲みました。
もうすぐなくなりそうになっていたある日のこと・・・
(ピンポーン)
ケンタ「は~い。この前のサプリメント?一回しか頼んでないのに・・・。えっ、請求金額8,000円!?」
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これは、長崎市消費者センターが作成している消費者教育啓発CDのラジオドラマのシナリオの一部です。
長崎市消費者センターからの依頼で、南山生がラジオドラマの役者として制作に携わっています。
上のシナリオでは、この後、サプリメントの会社に連絡をしたケンタくんが、実は気づかない間に定期購読を契約してしまっていたことに気づき、消費者センターの相談員さんと共にクーリングオフをするエピソードが描かれています。
このほかにもキャッチセールスや国際フェアトレード認証など、消費生活に関わる5分ほどのエピソードが5本収録されていて、長崎市長への完成報告会ののち、長崎市内の全中学校に配布され、啓発に役立てられています。
ラジオドラマで役を務めた生徒は「役を演じる中で自分自身も消費者トラブルについて学びが深まりました。
このCDを聞いた中学生が一人でも消費トラブルから救われたらいいなと思っています。」と話してくれました。

写真1:長崎市長への完成報告会の様子

写真2:完成したCD