令和4年度 南山祭に向けて

令和元年、『Blue Moon』というテーマを掲げ、南山祭の改革は始まった。
各クラスで企画を行うという初の試みを行い、大々的に広報活動を行い、たくさんの方々に長崎南山の文化力を発信した。

令和2年、『足跡~道になる~』というテーマを掲げ、南山祭のあり方を示そうと、一歩を踏み出そうとした。しかし、新型コロナウィルス感染症によって、大きな変更を余儀なくされた、無観客、接触を避ける形での実施、動画制作や展示物制作がメインとなった。

令和3年、『HOME』というテーマを掲げた。このテーマには、Homage(敬意),Origin(原点),Memory(記憶),Empathy(共感)という思いが込められていた。9月の実施を目指して準備を進めていたものの緊急事態宣言によって時期の変更を強いられた。また、無観客、オンライン、規模縮小での実施という形になった。

そして、令和4年、(各家庭1名という条件のもと)久しぶりに保護者の皆様を迎え入れての実施が可能となった。直接、「手」と「手」を合わせることはまだ憚られるが、この「手」を使って周りの人々の心を動かすことができるのではないかと『Hands』というテーマを掲げた。みんなの「手」で再び南山の文化祭を築き上げていく決心をした。しかし、令和元年の南山祭を経験した高校生は南山中卒業の生徒たちだけである。多くの生徒たちにとっては未知の文化祭となる。「手」探り状態でここまで来た。

9月17日(土)、ご観覧いただく保護者の皆様には、生徒たちを暖かく見守っていただき、大きな「拍手」で讃えていただけますと幸いです。