夢は“ある”もの? “みつける”もの?


高校2年生のあるクラスで、大学の「志望理由書」を書く時間を設けました。
行きたい大学や将来の夢を口にする子が増えてきた中で、そのことについて一体どれだけ語れるのかを知りたくなったのです。
定番の流れで書かせてみたものの、冒頭の「将来の夢・目標」で手が止まっている子が複数いました。
大学には行きたいけれど「なぜ」行きたいのかを言葉にしようとするとなかなか難しい。
自分の中に確固たる【夢】が最初から〔ある〕子もいれば、なかなか見つからない子もいます。
見つからない子は、それでも大学に進学するために、〔見つけ〕なければなりません。
「大学のために夢を見つける」なんて矛盾しているように思えますが、「大学」を自分で選んだ最高の学びの場にするために、そして何より残り1年半、「勉強」という最強の壁に挑み続けるためには、【夢】というモチベーションが必要不可欠なのです。