拝み石

野球部では正月恒例の山登りを行います。
三川のグランドを見下ろす帆場岳(506m)に登るのです。
長崎の人からは通称三ツ山と呼ばれる山(長崎市側から見ると三つの山が並んで見えるため)の真ん中の山です。
傾斜が厳しくかなりハードな登りを登りきると、頂上近くに【拝み石】というプレートが設置された二つの1mほどの石が並んでいます。

(以下掲載文)
1660年頃、殉教したとされるバスチャンが「7代たったら、神父が黒船にのってやってくる。」と予言した。
キリシタンたちは、この言葉を信仰とともに大切に受け渡し、その日を待ち望んだ。そして開国、キリシタンたちは、大砲の音を聞くとロザリオを持って山を登り、二つの岩の間から長崎港に入港する黒船に向かって手を合わせた。

私に信仰はありませんが、山の険しさと禁教の厳しさ、そして7代という時の長さを感じ、その信仰の深さに手をあわせるのが恒例になっています。