最高学年、一年間の成長

高校3年生の卒業に続き、中学3年生も卒業していきました。
高校も中学も、最高学年では、周囲を引っ張っていくという自覚とともに、2年間で蓄えてきたものが花開く学年です。

私は今年は運良く高3・中3の英語の授業を担当しました。
高校3年生は英語の外部検定試験にも果敢にチャレンジし、自分の行きたい進路を確定してくれました。

一方の中学3年生に関しても、その若さを武器に目を見張るスピードで成長してくれました。

中学3年生。結果という意味では、英検2級に2名、英検準2級に8名、英検3級に20名が合格してくれました。
しかし、その結果以上に成長が感じられ、嬉しかったのは生徒の次の発言でした。

【中3が始まった当初の会話】
生徒「先生、子どもがいるんですか?」
私「うん、おるけど?3人」
生徒「先生、家で英語の英才教育してそう」
生徒「ホントね。こども可哀想。。。」

【中3終わり頃の会話】
生徒「先生、家でも子どもに英語で話すんですか?」
私「話すはずないやん。でも、英会話教室には行ってて、家でも楽しそうに英語のシャドーイングしよるよ」
生徒「えー、俺の家もそんな感じなら良かったとにー」

この生徒の発言を聞いた時、心の中で「おー」と思ってしまいました。
(顔には一切出しませんでしたが)
「なるべく勉強したくない」から、「英語力を向上させたい」というマインドセットの変化。
生徒が学ぶ喜びを感じてくれるのが一番です。

卒業した中3の生徒は高校で、高校を卒業した生徒は大学で、もっともっと成長してくれると感じさせてくれる1年間でした。
お世話になったクラスの皆さん、ありがとうございました。