防災学習 with GIS!

10/22に近隣地区の小・中・高校生で清掃活動を行います。
本校の立地する浦上地区は河川によって形成される扇状地や河成段丘(河岸段丘)などの地形,禁教期の歴史や平和についての遺構・モニュメントがある歴史的重層性のある地域です。
この地域を美しくする活動です。
一方で,この地区は市街地でありながら斜面地域も多く,まさに坂の町であり,災害,とりわけ豪雨災害の危険と隣り合わせの地域でもあります。
地域を美しくしながら,かつ防災意識を高められたら素晴らしい!
―ということで,地理総合の時間において,地形を読み取りながら,防災意識を高める問題にチャレンジしてみました。

皆iPadの資料を読み取って,レイヤーを付け加えていったりいろいろな地図をみたりしながら集中して取り組んでいました!!(生徒の集中に押され,授業者が写真を取りそこねている…)
皆さん解けるでしょうか!?

①山里地区ふれあいセンターや山里中学校の直下に河川が通過しており,洪水の際は危険である。
②アンジェラス通りは想定最大規模で0.5mの浸水がある可能性がある。
③全災害に対応した避難所は主に台地・段丘や山地にあることが多い。
④長崎大水害クラスの豪雨があった場合に,平和公園電停は浸水している可能性がある。
⑤洪水が起こった場合,とりあえず山里中学校に逃げ込めば安全である。
⑥洪水が起こった場合,本尾公園のように高台を目指せば安全である。
⑦洪水の際に国道206号(バス通り)に向けて避難すれば安全である。
⑧平和公園では避難はできるが,大雨が長引いた場合,設備の設置が急務となる。
⑨避難の際は路面電車やバスで逃げることが有効である。
⑩長崎大学医学部のグラウンドは広い土地があり,洪水の際は避難が可能である。
⑪ジョイフルサン山里店付近は扇状地であるが,洪水の際浸水の可能性がある。

資料(出典:「地理院地図」2024年10月14日アクセス,「長崎市地図情報サービスサイト(ながさきマップ)」2024年10月14日アクセス)

地形が見られます。

避難所,浸水域が見られます。