海からの新たなヒビキ
7月19日(月)中学1年生は今年度から初めて取り組む「海の環境体験学習」を行いました。
事前に読書科の授業で取り組んだ海の環境問題や高島の歴史についてのレポートをまとめた“しおり”も持って行きました。
当日の朝、長崎港に集合し、フェリーで高島へ向かいました。
高島港からは、今回お世話になる「やったろうde高島」さんに案内していただき、徒歩数分でビーチに到着。
前半は1年1組がウエットスーツを着て海に入り、5人一組でインストラクターに付いて、シュノーケリングを楽しみました。
砂浜から海水に入るとすぐに珊瑚礁が広がり、水中メガネでクリアに見える海中には熱帯魚がたくさん泳いでいました。
生徒たちもフィンを付けての動きに慣れてきて、3~4m程潜れるようになった生徒もいました。
海中で見つけた生き物をインストラクターに報告し、どんな生態なのか説明を受けていました。
1時間半ほどのシュノーケリングでしたが、時間はあっという間に過ぎ、生徒たちも「え!?もうそんな時間??何時間でもいれるわ!」とシュノーケリングの魅力にはまったようでした。
後半は2組と交代し、海の環境講習を受けました。
講習では高島町の炭坑の歴史からプラスチックによる海洋汚染問題、珊瑚礁の育て方などさまざまなお話を伺うことができました。
「すべてのゴミは海にやってくる」という言葉の重みを生徒たちは感じたようです。
今回の体験を終えて、生徒たちは海に囲まれた長崎県のすばらしさを知るとともに、海で起きている問題もリアリティを持って考えるようになりました。
今後、南山中学校の新たな取り組みとして、さらに深く楽しく学んでいきたいと思います。