〔信じる〕ということ

本校教師館の前に、白くて小さな可愛らしい【百日紅(サルスベリ)】の花が咲いていました。
百日紅には、「あなたを信じる」という花言葉があるそうです。
年齢を重ねるごとに、用心深く、疑い深い人間になっていっているような気がします。
手放しで全てを受け入れるということが、だんだん難しくなりました。
それでも、教師として、「生徒を信じる」という姿勢・想いだけは失ってはいけないと、自分が疑い深い人間であると自覚するたびに、強く思います。
〔信じる〕という行為・言葉は実態がなく不安定なものですが、これを誰かが自分に向けてくれた時の心が震えるような充足感、安心感を、私は知っているのです。
(【百日紅(サルスベリ)】はその名前からも分かるように、受験生には縁起がよくないと言われることもあるそうで。この花を高校3年生に贈ることはやめておこうと思います。)