新たな試み

1年生のグローバルコースにて、「デザイン思考」という授業を実施しています。
そちらのご紹介をさせていただきます。
デザイン思考とは、イノベーション(革新・刷新)へ通じる人間中心のアプローチです。
人間中心とは、実現性や事業性よりも有用性(人の役に立つかどうか)を重視する考え方です。
従来のやり方では通用しない「正解のないVUCAの時代」において自立して生きていくために、本校グローバルコースで育成する資質と技能(グローバルマインドセット・隣人と地域の課題に目を向け気付く力・アイデアを行動に起こす力)にアプローチすることができる本コースにマッチする思考法です。
授業では、「南山生がより充実した高校生活を送ることができる方法をデザインする」といったテーマで、インタビュー形式でペア・グループに多様な質問を投げかけます。
基本的な質問から始まり、感情や考え、好き嫌いや価値観を探る質問など、意図的にテーマの核心に迫る問答を繰り返して、段階的にテーマを深掘りしていきます。
今回が2回目の取り組みでしたが、生徒たちが創り出す面白いアイデアや引き出し方など、私たちも感心するばかりでした。
今後もこれらの授業を通して、正解のない時代を生きるための「デザイン思考」を深く学んでいきたいと思います。