「技術実習の風景」

中学生の技術の時間にはものづくり実習があります。
今回は材料から部品を切り出す「切断」の工程を行いました。
この工程は安全面にとりわけ気を使います。
ノコギリを使うのは初めての生徒もいて,最初は恐々としてぎこちない様子でしたが,慣れてくると上手く使えるようになり,ノコギリを挽く音もリズムよくなってきます。
とともに実習室は木の香りで満たされてきます。
切断面を見せて「上手いやろ?」と自慢げな生徒,終わったからと班の手伝いに励む生徒,余った木で技能の向上に勤しむ生徒・・・作業を終えた生徒は充実した表情を浮かべていました。
ものづくりは脳の活性化によい,特に思考力や創造性,やる気,集中力を司る前頭前野の発達によいといわれています。
作品の難易度は自分で選んでいますが,技能に個人差はあっても必ず完成の日は来ます。
その過程で自分の頭と指先を使って解決していくから,ものづくりはワクワクするし楽しいのです。

(技術実習について…本校では1年生は野菜の栽培と販売,2年生では木材を使った本立てやラックなどの製作を行っています。)