「月が綺麗ですね」

「月が綺麗ですね」でお馴染みの夏目漱石が残した小説『こころ』を、高校3年生の現代文の授業で扱いました。
その中に、「人間の胸の中に装置された複雑な器械が、時計の針のように、明瞭に偽りなく、盤上の数字を指し得るものだろうか」という言葉があります。
高校3年生は、いま、自身の進路の実現に向けて闘っています。
苦しい中で、自分の心や相手の心が見えにくくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時、彼らが何を想い、その状況をどう切り抜けようとするのか。
人生で何度とないこの瞬間を、彼らのそばで励ましつつ、見守っていきたいと思います。
9月29日(金)は中秋の名月でした。
その月明かりのように、彼らの進もうとする道が明るく照らされることを願います。

(写真はスマートフォンで撮影したものです。うまく撮れませんでした…。)