祈りの長崎

7月17日、中学3年生は長崎平和推進協会の平和案内人の方の協力のもと、被爆遺構を巡るフィールドワークに出かけました。
午前中の時間帯でしたが、日差しが照り付け、生徒も私も「暑い、暑い」と思わず口から漏れてしまうほどのいい天気でした。

1945年8月9日。
この日の長崎もよく晴れた青空で、とても暑い日だったそうです。
11時2分に投下された一発の原子爆弾により、「熱い、熱い」と逃げ惑い、命尽きた人が、あの日確かにいま私が立つこの地にいたということ。
そのことを自身の体験を通して語り継ぐ世代の終わりが間近に迫っていること。
長崎で学ぶ者として目を逸らしてはいけないこの事実に対して、今後生徒たちがどう向き合っていくのか。
私も彼らと一緒に考えながら、ともに「祈りの長崎」の未来の姿を創造していきたいと強く思った1日でした。