卒業ソング

時期的に、卒業ソングを耳にすることが多くなってきました。 定番の曲がいくつかあり、それらは何度耳にしても色褪せません。 有名な「旅立ちの日に」は、もう30年近く歌われて続けているのではないでしょうか。 何を隠そう、本日は本校の高校卒業式が執り行われます。 皆さん、卒業ソングって、歌う側と聴く側で大きく印象が異なるように思いませんか? 私はいつも見送る側で、卒業ソングを聴くと、少し寂しさを感じます。 「今、別れの時…」なんて、はっきりと歌われるのですから。 しかし、卒業する側にとっては、決意表明のようで、一歩踏み出す勇気と力強さを与えてくれるものに違いありません。 終わりとも、はじまりとも解釈できるような何とも言えない感覚です。 さて、卒業式に先立って、新校舎建設のため学園にあった楠の木が旅立ちました。 この樟の木は、きっと決意表明したのでしょう。 「旅立とう 未来信じて」と。 その決意表明は、自身の未来だけでなく、仲間の未来、家族の未来、自身を支えてくれた多くの人や環境の未来も案じてくれているように聞こえます。 寂しさの中、こちらが背中を押されているような何とも言えない感覚です。 だからこそ、いつも見送る側の私は、長崎南山学園の未来を託されているような気持ちになります。 これらの感覚こそが卒業ソングの魅力なのかもしれません。 卒業生の皆さん。 本日は、おめでとうございます。 君たちがここを卒業したことをいつまでも誇れるよう、君たちとともにこの学園も歩み続けます。