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新しい年、旅立ちの時

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1月3日に, 高校2年グローバルコースの生徒がクラスメイトの励ましを受け, アメリカ・インディアナ州, Kokomo high schoolに1年間の留学へと旅立ちました。 コロナウイルス感染拡大の影響により, 多くの国や地域が他国からの入国を制限している中, 留学生受け入れ国の一つである, アメリカへの留学を実現することができました。 留学を通して, 日本ではできない経験をたくさんしてくることでしょう。 1年後に帰国する彼の成長した姿が, 今から楽しみです。 (留学先の学校の様子だそうです)

1月の風

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1月の風(生徒諸君に寄せる、宮澤賢治のさん詩) 中等学校生徒諸君  ※中等学校は現在の高等学校に近い 諸君はこの颯爽たる 諸君の未来圏から吹いて来る 透明な清潔な風を感じないのか それは一つの送られた光線であり 決せられた南の風である 諸君よ 紺いろの地平線が膨らみ高まるときに 諸君はその中に没することを欲するか じつに諸君は此の地平線に於ける あらゆる形の山嶽でなければならぬ 宙宇は絶えずわれらによって変化する 誰が誰よりどうだとか 誰の仕事がどうしたとか そんなことを言ってゐるひまがあるか 新たな詩人よ 雲から光から嵐から透明なエネルギーを得て 人と地球によるべき形を暗示せよ 皆様、明けましておめでとうございます。 改めまして、新春の思いをぜひ深めてほしいと思います。 本年もよろしくお願いいたします。

『ぶたのしっぽ』が九州大会で「優秀賞」を受賞

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本校の生徒会表現班が,第63回九州高等学校演劇研究大会(昨年12月18日・19日の2日間,大分市のJ:COMホルトホール大分で開催)に長崎県代表として出場し,「優秀賞(二席)」を獲得いたしました。 また,南山の歴史の中で途絶えて久しい演劇の立ち上げに尽力していただいた本校の毎熊義幸先生が,この大会でも「創作脚本賞」を受賞されました。 九州大会出場が決まって以降,表現班の8名は長崎県代表というプレッシャーや不安を感じながらも,再び『ぶたのしっぽ』を上演できる喜びを胸に稽古に励みました。 演劇でなければ伝えられないメッセージが観客の胸にしっかりと届くことを願って,役になりきることに集中していました。 その成果は十分に発揮されたと思います。 九州大会を自信と誇りをもって終えることができました。 この機会を与え,導き,支えていただいたすべての方々へ厚く御礼を申し上げます。 長崎南山学園の教育目標である「人間の尊厳のために」の「ために・・・」が私たちに何を求めているのか。生徒会がこの哲学的なテーマをどう解釈し,高校生として今何を表現していくのか。語られないメッセージを伝えるために,演劇というシステムをどのように活かしていくのか。 これからの健闘を期待したいと思います。 さらに,今後の生徒会活動の中で演劇のすばらしさを発信し,文化のすばらしさを表現するリーダーとして活躍して欲しいと願っています。  ・・・。 さて,演目『ぶたのしっぽ』は浦上天主堂,如己堂,神学校,聞こえてくるアンジェラスの鐘の音,そして原爆を題材として創られた芝居です。 劇中に出てくるものはすべて実際に長崎南山学園に身近なものです。 効果音として使われていた蝉やチャイムの音も南山で収録されたものです。 身近過ぎて普段は気にも留めていないけれども,忘れてはいけない歴史があります。 上演に先立ち,昨年の夏,生徒会が朗読劇「時を越えて響け!長崎の鐘」を制作し,8月9日の平和学習でZOOM配信を行いました。 『今から76年前,被爆で倒壊した浦上天主堂の瓦礫の中から掘り出された鐘は,その年のクリスマスイブの日,草木も生えないといわれた原子野に希望の鐘の音を響かせました。戦争と原爆で家族や友人を亡くし,生きていく希望も失った人たちにとって,「つらくても生きていきなさい」という励ましの声に聞こえたのです。』 この浦上...

成人の日

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高校卒業から2年。 おめでとう! 今日、君は成人を迎えた。 あの日、私たちは君を送り出した。 喜びと誇らしさに満たされて。 (2020年の高校卒業式の写真) 君は立派に巣立っていった。 それでも、思い出すことがある。 君はどうしているのだろうかと。 私たちにとって、今日はそんな日。 4月1日から改正民法の施行によって、成人年齢が18歳に引き下げられます。 この先、高校卒業式から2年で成人という区切りもなくなるかもしれません。 ただ、覚えておいてください。 君がいくつになっても 「君が幸せであること」を祈っています。 その想いが、尽きることはありません。 私たちは根っからのお節介なのです。

本日は三学期始業式!

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1月4日(火)、仕事始め。 体育館では、ボールの弾む音。 テニスコートでは、寒さを吹き飛ばす威勢のいい掛け声。 5階講堂は、静寂に包まれている。 その中で、高Ⅲ生は模擬試験に取り組んでいる。 そして、本日は三学期始業式! 準備はいいな?南山生! さらにギアを上げていきましょう!

長崎南山の想い ~朝の心より~

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とある日の朝の心の最後に校長先生が次のようにおっしゃいました。 「昨日校舎のあちこちに、小さいものですがクリスマスツリーを飾ってもらいました。」と。 少し校舎を散策してみると 正面玄関、図書館、新校舎2階のステンドグラス前にツリーを発見。 イルミネーションもきれいです。 カトリックのミッションスクールである本学園にとっては、クリスマスはとても大切な行事の一つになります。 そのため、12月中の朝の心では、クリスマスツリーの歴史をはじめ、クリスマスに関する様々な話題が取り扱われました。 その中で、クリスマスが日本で受け入れられている理由に関する校長先生のお話が、印象的でしたのでご紹介いたします。 キリスト教にもいろんなお祝いが、お祭りがありますが、その中でもクリスマスだけが日本で受け入れられ広まったのは、日本の人たちが昔から神様は突然立派な髭を生やした偉大で完成した大人の姿で出現するのではなく、毎年新たに小さな無力な赤ん坊として生まれてくる方なのだと信じられていたからなのです。 そこには人間は初めから立派なのではない。 完成しているのでもない。 偉大であるわけでもない。 人間はいつも小さく幼く無力なものとして生まれ、そこから次第に大きく偉大なものとなっていくのだという人間理解が示されているのです。 ここに、長崎南山学園の教育への想いが込められているのは言うまでもありません。

あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます 今年も長崎南山学園をどうぞよろしくお願いいたします さて、皆さんは、年末年始、何を見て過ごしましたか? 歌合戦?お笑い?それとも格闘技でしょうか? 年が明けて、現在の長崎南山学園について、見ておいて欲しいのはこの2点です。 「新校舎ができましたよ!」 ( https://n-nanzan-hibiki.blogspot.com/2021/11/blog-post_14.html ) 「食堂もできましたよ!」 ( https://n-nanzan-hibiki.blogspot.com/2021/11/blog-post_22.html ) ぜひとも確認してみてください。 高校入試も間もなく始まります。 僭越ながら… 「強者たちよ 出てこいや!」