投稿

10月, 2024の投稿を表示しています

「いのちをいただく」

イメージ
コンビニエンスストア。 言葉の通り、convenience(便利な)お店です。 24時間、常に空いているお店というのは、消費者側の都合に合わせたものでしょう。 陳列された商品は、どれも加工されたものばかり。 調理する必要もない。 生産者の過度な気遣いであろうと、私は思っています。 そして、この存在こそ、人間が「いのち」を考える機会を遠ざけていってしまっています。 例えば、 魚を捌くという経験は、「いのち」を間近に感じさせるよい機会でしょう。 つい先程まで海で泳いでいたものをその場で捌いて食べるとなると、現代においては、より一層、「いのちをいただく」稀有な経験へと変化します。 すでに調理されたものが売られる時代において、 「調理」が持つ意味は非常に重いと思っています。 「人間の尊厳のために」を教育目標に掲げる本校にとって 「いのち」について考えることは、重要です。 そんな中、本校では「調理実習」が行われました。 包丁を持ち、食材に刃を向け、切り刻んで、炒め… 麺は茹でて、味付けをして…。 「いのち」をいただく経験は、君の大事な経験です。 何でも簡単に手に入る時代にこそ、目の前にある「いのち」の存在を大切にしてほしいと思います。

中学生観劇会

イメージ
10月8日、中学生は文化庁の舞台芸術総合支援事業による前進座の演劇を鑑賞しました。 ここ数年、中学生は南山祭の出し物として劇を演じていますので「自分たちだったら」と、照らし合わせて考える生徒や、そんなことは考えずにプロの演技を純粋に楽しんで物語に没入する生徒もいたりと様々でした。 自分の立ち振る舞いが人にどう見えるか。 演じることで客観的に自分を見つめる機会にもなりますが、それは実生活にも通じるものがありますね。

グローバル2年! オーストラリアの生徒と交流!!

イメージ
10月初めに、オーストラリアから提携校のSt. Edmunds Collegeの生徒たちが遊びに来てくれました。 高2のグローバルコースは、1日目午前にはオーストラリアの生徒と、平和公園、原爆資料を一緒に回る平和ウォークを、午後には平和について一緒に語り合いました。 2日目には、長崎弁カルタを用いて、一緒に日本語を楽しみました。 1日目の歓迎会や平和ウォーク、交流会の司会もすべて英語で行いましたが、南山グローバルに来て、1年半、とても成長した姿を見せてくれました。 2日目のカルタでは、班によっては、オーストラリアの生徒に負けているところもあり、オーストラリアの日本語を学ぶ本気度にも圧倒されました。 こういう機会を通して、グローバルコースの生徒の成長を見ることができるのは、とても幸せなことです。

風すさむ垣ほの草の下葉まで おつれば露をしたふ月かげ

イメージ
朝夕の気温も下がり、風の冷たさが身に沁みる。 『空と風と時と 小田和正の世界』(追分日出子)という2023年に文藝春秋から出された本がある。 本書では、 「風」とは、小田自身が子どものころから、ずっと強く抱いてきた「◯◯◯」を体現するものなのかもしれない。 ※◯◯◯は、あえて書かないこととする。ぜひ手に取って読んでいただきたい。 と記されている。 そんな本を読んでいると、「風」に乗って、多くの声を運んできてくれた。 「のどかわいた〜、何にしようかな〜」 「ネクタイ、キレイじゃね??ね?先生!!」 「動画から舞台上にどうやって繋ごうか。(文化祭の話)」 たくさんの声を「風」が運んでくれる。

写真部の活動

イメージ
10月17日(木)より第20回長崎県写真展が県美術館で開催されます。 10月3日は、写真展に出展する作品を部員たちが制作しました。 それぞれ撮影した写真を木製のパネルに貼り付けていきます。 ズレないように慎重に、細心の注意を払って作業するため緊張感が漂います。 生徒たちの作品をぜひご覧ください。

10月に入り…

イメージ
10月に入り,オーストラリアからセント・エドモンズ高からの本校訪問を受け,歓迎会が催されました。 暦の上では,秋本番ですが,暑い日が続いています。 春に枝葉を落とされた南山のクスノキも小ぶりながらもその威勢のよさを取り戻しました。 クスノキという植物の持つ生命力,その「たくましさ」を感じずにはいられません。 受験の季節を迎えている南山・高3生も,その「たくましさ」を譲り受けてくれればと思います。

収穫の秋

イメージ
写真は高Ⅲのとあるクラスの9月25日の放課後の様子です。 中間考査2日前の放課後、中間考査に向けた対策をしている生徒たちがいれば、大学入試の面接の練習をしている生徒たちもいます。 この時期の高Ⅲ生は大忙しです。 さて、生徒たちだけの面接練習ですが、面接官役の生徒にとっても収穫が大きいようです。 そして先日、「1次、受かっていました!」など報告する様子も見られました。 収穫の秋、今年も豊作の予定です。

「天」と「地」にいた二人の想い

イメージ
9月下旬、長崎南山のペトロホールにアメリカ出身の男性の姿があった。 彼の名前はアリ・ビーザーさん。 エノラゲイとボックスカー。 この名に聞き覚えがあるでしょう。 広島と長崎に原爆を落とした機体の名前です。 アリ・ビーザーさんの祖父はその機体の搭乗員でした。 そして、もう一人、原田小鈴さんの姿もありました。 原田さんの祖父は、広島と長崎の二つの地で被爆した二重被爆者です。 1945年8月6日・9日の両日、文字の通り「天」と「地」にいたそれぞれの祖父は、何を考え、何を思っていたのか。 アリさんの祖父は、「核兵器は使用すべきではない」と言い続けていたそうです。 しかし、その懇請の願いも虚しく、多くの方が犠牲となりました。 アリさんが世界を回り語る言葉とは何か。 短い時間で、彼の思いを知るには短すぎました。 "The Nuclear Family"という本をぜひ、ご覧ください。 国は違えど、ともに、核の脅威を世界に伝える立場として、貴重な話を聞くことができました。 「ことば」で語り合う時代を嬉しく思います。 ―人間の尊厳のために―

【中3】鶴南特別支援学校の先生による研修会

イメージ
9月19日(木)の午後から,中学3年生対象の鶴南特別支援学校の先生による研修会を行いました。 10月には,相手先に訪問しペアでの活動を行いながら交流を深めます。 その事前指導としての研修会です。 障害とは?バリアフリーとは?など,生徒たちに考えさせるような内容で研修会が進みます。 その後,各クラスにおいて「交流会での活動内容」を決める作業を行います。去年は一緒によさこいを踊りました。 今年は今年の中3のカラーを出して考えてほしいものです。 本番は10月15日。素晴らしい交流会になるよう頑張りましょう!!

前期終業式

イメージ
9月26日(水)はスプレンドールコースの前期終業式が行われました。 9月に入り三週にわたり定期試験を実施し、最終週に終業式という流れです。 生徒たちは入学式以来の校長の話を真剣に聞き入ってました。 (終業式に再試験・追試験があり、緊張の面持ちでテストに臨んでいました)

来週から後期がスタート!

イメージ
スプレンドールコース(通信制)は25日に前期の終業式が行われました。 生徒の皆さん、前期の活動お疲れ様でした。 しばし英気を養い、改めて頑張っていきましょう。 後期開始は10月9日です。

今年も進路を決めるための試験が始まりました

イメージ
9月1日(日)から総合型選抜の出願が始まりました。 受験生はもちろんのこと、クラス担任・副担任も書類の準備やチェックにと忙しくかつ緊張感を持って過ごす日々が始まりました。 受験生をもつ保護者の皆様も緊張が高まってきているのではないかと思います。 先日は、本校でオンラインによる大学の入学試験を行いました。 受験生だけでなく、通信環境のチェックや会場およびその周辺の環境のチェックなどを担当した教員もトラブルが無いようにと祈りながら入試が無事終わることを見守っていました。 これから3月までこのような緊張が続いていきます。 なお、オンラインによる大学の入試は本来ご家庭で実施するようになっていますが、通信環境等の問題で本校で実施する際には、接続等のトラブルが発生しても本校は責任を負わないということを受験生および保護者に承諾を得た上で実施をしております。

筑紫高校ラグビー部 創部50周年記念招待試合

イメージ
9月22日(日)、筑紫高校ラグビー部創部50周年記念招待試合に長崎南山高校ラグビー部が招待されました。 式典や記念のペナント交換も行われ、非常に素晴らしい式典となりました。 イベントの最後には、筑紫高校対長崎南山高校の試合も行われました。 結果は、最後の最後に筑紫高校に逆転のトライを取られて、筑紫高校の勝利で試合終了となりました。 招待していただいた、筑紫高校の関係者の皆様、OB会の皆様、記念すべき50周年にご招待していただき誠にありがとうございました。 花園予選が10月26日から開催されます。(南山の初戦は11月3日(日)) 2年連続の花園出場に向けて1日1日を大切に準備していきます。